今度は九州一周旅行を計画、北海道では旅行の疲れが出たことを考えて、一回の旅程を2週間程度で、2回に分けて行くことにしました。その一回目は2018年10月29日から11月16日、九州南部をめぐりました。
10月29日、大阪南港ATCに隣接する「さんふらわあ、第2ターミナル」からフェリーに乗り出発。17:55出港「新きりしま丸」→ 志布志港 翌朝8:55 到着。
天候も良く、船旅はいたって快適。風呂に入って、レストランでバイキングスタイルの夕食・朝食があり、部屋でゆったり寛げる。太平洋を通る航路ですが揺れは全く感じませんでした。
九州での1日目は宮崎県側へ進みます。都井岬から日南海岸を北上、鵜戸神宮に寄って、青島まで行きました。
都井岬を出て国道441号線を1時間ほど走って見つけたのが「南郷プリンスホテル」、ここで昼食にしました。海岸沿いの眺めの良いレストランがありました。
15:40 青島に到着。昔(昭和49年3月)、友人と三人で九州旅行した時の三人で撮った写真を思い出し、「鬼の洗濯板」に立って写真を撮りました。
一日目の宿は「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」、青島ビーチ沿いのホテルです。
この日は「青島ゴルフ倶楽部」でのラウンドです。6:30に朝食をとり、ホテルからゴルフ場までは、5分程度で着きました。8:21INスタート、天気も良く楽しくゴルフができました。
OUTも混むことなく回れて、13:30 9番をホールアウト。
ゴルフ後は、約2時間の移動です。宮崎自動車道で宮崎IC~都城ICを走り、都城市から山間に入り、国道223号線に出て霧島温泉に入る。宿は「霧島観光ホテル」、ここで二泊しました。
今日のアクティビティーは、高千穂峰トレッキングです。高千穂河原ビジターセンター駐車場に車を止めて、鳥居をくぐり霧島神宮跡から登山道に入ります。登山初心者向けの山だそうですが、木々の間を過ぎた後にある、赤い砂と岩が続くガレ場は傾斜も強く、行きも帰りも大層苦労しました。
それでも2時間で登頂、山頂で昼食休憩の後下山。下りにも2時間かかって、高千穂河原には2時半頃に戻りました。 下山の後は、麓の霧島神宮に参拝。
神社のすぐ近で「神話の里公園」を見つけて、もうひと遊びしてから宿に帰りました。
この宿のしょうゆは特に甘く感じました。馬刺しには良いのですが、刺身にはなじめません。
次の日は、高千穂峰の西にある「えびの高原」を散策しました。
えびの高原では「硫黄山」の噴火により、不動池周辺が立ち入り禁止区域にかかり、えびの高原池めぐりコースは御池で引き返すコースになっていました。
宮崎県営国民宿舎「えびの高原荘」のレストランで昼食後、人吉市に向かう前に、生駒高原のコスモスを見に行きました。コスモス祭りの期間は終了したのかコスモス園は無料開放されていて、人影はまばらでした。でもコスモスはまだまだ盛んに咲いていました。
本日の宿は、球磨川沿いに建つ「鍋屋本館」です。この宿の風呂は少し変わっていて、浴室の床全体が畳敷きになっていました。足ざわりが柔らかいのは良いが、それで気持ちいいとか寛げるとかは思わなかった。
翌日は、人吉市の散策です。青井阿蘇神社の駐車場に車を止めて、周辺を歩きました。
祭日だったので、人吉駅正面の道路50mほどで車を締め出して、イベントの準備中でした。
球磨川下りは、人吉城址の対岸から舟をこぎだします。川幅が広い割には水量が多く、急流ではないが船足は割と速い。川面からだとゆったりと水鳥の姿や景観を楽しみました。下船場からはバスで発船場に戻りました。
川下りを終えて発船場で昼食をとり出発、九州自動車道で鹿児島に向かいました。土曜日とあって鹿児島の中心部はかなりの人出、そんな中でホテルの場所を間違えて、同じホテルの2号館へ行ってしまいました。予約した宿とは500m位しか離れていないのですが、人通りの多い繁華街の道をうろうろさせられました。
ホテルは一階にコンビニが入っていて何かと便利。繁華街の中にあり、夕食は宿から東に5~6分歩いたところ、郷土料理の店「吾愛人(わかな)」で頂きました。
宿の駐車場にはSUVが入れなくて、向いの駐車場に止めました。この駐車場の外壁には電光掲示板があり大画面でCM映像を映していましたが、夜中までその光が泊っている部屋に差し込んできて、安眠を妨げていました。消えたのは12時ごろかな。
朝9時ごろから天文館本通りまで菓子を買いに行き、その後「仙巌園・尚古集成館」を見に行きました。着いたのが10:30頃になっていたので、少し離れたファミレスと共同の駐車場に誘導されました。
仙巌園では、火縄銃の演武があり大きな人だかりが出来ていました。
仙巌園からすぐ近くの城山から桜島を眺めて鹿児島市内観光は終了しました。次は、国道225号線を南下して、知覧武家屋敷庭園を見に行きました。
この日は温泉等の宿が見つからず、知覧から30分ほど走った南さつま市加世田のビジネスホテル「日新館」に泊まりました。部屋は広いが使い勝手は今一でした。
開聞岳は奇麗な円錐形の山、登ってみると登山口から急登が続き、頂上までなだらかになるところが無くて、しんどい登山でした。山麓のふれあい公園に登山者用駐車場があり、管理事務所では登山証明書(100円)をもらいました。
15:30 ふれあい公園を出発。今宵の宿「指宿いわさきホテル」に向かう途中、JR最南端の駅「西大山駅」に寄ってさっき登ってきた開聞岳を眺めました、西日が眩しい。
ホテルは広くて空いていました。砂風呂を体験しましたが、すぐに暑くなります。砂まみれで入る水風呂が気持ち良い。
今日は開聞岳の麓に広がるゴルフ場「いぶすきゴルフクラブ」でゴルフ。晴れて風が無く11月にしては暑い一日でした。
混んでいて前半後半共に2時間半かかりましたが、きれいなコースで楽しいコースでした。帰り道でお馬さんを見つけました。今夜も指宿いわさきホテルにもう一泊です。
宿を出て近くのGSで給油、ここまで九州を約600㎞走りました。軽油の価格は121.60円/L、この頃関西でも120円前後でした。
この日の行程は天草までの約200㎞の移動です。宿を10時半ごろに出発、国道225号線を北上、南九州自動車道を通りで薩摩川内市へ、国道3号線・国道389号線を経て 15:00 長島の蔵之元港に着く。ここで天草下島の牛深へのフェリーの待ち時間が40分もあり、予想以上に時間がかかってしまった。
牛深港までの所要時間は30分ですが、既に4時を過ぎていたので崎津教会を見ただけで、この日の宿に急ぐことにしました。
この日の宿は「ザ・マスターズ天草コース」ゴルフ場のロッジを予約、到着は夜6時位になりました。夕食はゴルフコース提携の民宿までスタッフの送り迎えがありました。しかし食事は量の多い料理が何品も出てきて、そんなにたくさんあっても食べきれませんよ、半分くらい残してしまいました。
8:25インコーススタート。ゴルフ場のロッジはいいですね、朝食をゆっくり取ってから部屋をチェックアウト、そのままロッカールームへ行く。車での移動が無いのでスタートまでのんびりと準備できました。
ゴルフが終了したのは1時半、10時過ぎにゴルフ場のレストランで食事をしていましたが、ゴルフ場を出てすぐにある道の駅で休憩した後、次の宿に向かいました。
次の宿は「大洞窟の宿 湯楽亭」、赤湯と白湯の二種類の源泉があり、赤湯の洞窟風呂が看板の宿です。ゴルフ場からは25㎞位しか離れていませんが、途中国道266号線(天草パールライン)大矢野町に入ったところで道路沿いに「ランドリーひなた」を見つけて、観光よりも洗濯をすることを選びました。
この日は天草を離れて阿蘇へ向かいます。9:30頃に宿を出発。国道266号線から国道218号線を1時間ほど走って、道の駅美里「佐保の湯」で休憩。足湯は入りませんが、柿を買いました。
美里町三和で国道445号線に入り緑川を渡るところに石橋の霊台橋がありました。美里町には他にも石橋が残っているそうです。山都町矢部で再び国道218号線に出て東に進む。九州のグランヂキャニオン「蘇陽峡」の看板を見つけて寄ってみました。
蘇陽峡駐車場から30分、昼食は「食彩の里 ふしみ」蕎麦が美味しかった。昼食後は県道151号線を北上し、阿蘇の湧水「白川水源」に向かいました。
トンネル内に水が湧き出している高森湧水まで行きましたが、トンネル内へは入らず。その後、阿蘇カルデラを南から北に駆け抜けて、宿の内牧温泉「阿蘇ホテル一番館」に向かいました。ここで2泊します。
今日は阿蘇の草千里でトレッキングを楽しみます。宿から30分ほどで草千里駐車場に到着、烏帽子岳と杵島岳を歩きます。阿蘇火山博物館にそれどれのトレッキングルート地図がありました。
烏帽子岳山頂近くまでは1時間少々で着きました。山頂手前10mで山頂には立ち入り禁止になっています。崩落の危険があるようですが、何人かは立入禁止を無視して山頂に上っていました。私は高いところ苦手なので山頂にはこだわりません。
下山するとちょうど昼時、昼食後今度は杵島岳に登ります。こちらは約35分で山頂に着きますが、山頂手前500mの階段では息も絶え絶えでした。
帰りは、山頂への階段を下ったところから山裾を大回りする約1時間のコースを歩いて、景色を楽しみながら駐車場に戻りました。
阿蘇ホテルから国道212号線に出て北上、大観峰に立ち寄り、県道45号線を経て、県道11号線で九重連山に入る。11時ごろ長者原駐車場に到着、ビジターセンターで指山を紹介されて、この日もトレッキングです。
3時過ぎに長者原駐車場に帰り着き、宿へは県道11号線を少し南に戻ります。瀬の本にある「三愛高原ホテル」で、ここでも2泊しました。高原にあって露天風呂の眺めが素晴らしい。
この日は一日雨でした。朝からコインランドリーを見つけて洗濯、その後阿蘇市宮地の赤牛の専門店で昼食。赤牛はヘルシーで評判だが、A5の脂肪の多いステーキの方がうまいかな。
午後は小国町のわいた温泉郷へ、山間のあちこちから湯けむりが上がり、雨と相まって幻想的な景色でした。ゆけむり茶屋と豊礼の宿で日帰り入浴を楽しみました。
翌朝、ホテルは濃い霧に覆われていました。ゴルフ場はどうかと心配しましたが、ゴルフ場に着いてみると霧は消えていましたが、山の上は雲に覆われ曇っていました。気温も10℃と少し寒い。「久住高原ゴルフ倶楽部」のクラブハウスは山荘風の洒落た建物でした。
宿はゴルフ場から30分ほど、高濃度炭酸泉の長湯温泉にある「宿坊 翡翠之庄」です。いい宿なので早く入ろうと、3時頃に宿に着きました。空いているのでとのことで部屋をグレードアップしてくれて、「竹田の棟」という離れの広い部屋に案内してくれました。今回の旅で一番豪華な宿になったのではないかと思います。
今日は臼杵に向かいます。宿を出て10分ほどのところに「狸穴の滝」の標識を見つけ寄ってみました。さらに10分ほど先に今市の石畳(参勤交代道路)を見つけてしばし散策。国道442号線に出て大分市に入る。国道210号線沿いにコインランドリーを見つけ、洗濯&昼食にする。昼食は十割蕎麦の店「円寿」。そして午後2時頃に臼杵の仏堂群に到着しました。
臼杵石仏は平安末期から鎌倉時代に作られた摩崖仏群、満月寺を含め広い公園になっていて、一時間半ほどゆっくりと拝観散策をしました。
さて、この日の宿は別府です、東九州自動車道 別府ICを出て5分 「リゾーピア別府」に2泊します。
別府でもトレッキングとゴルフを行いした。先ずはトレッキング、この日は由布岳に登りました。正面登山口の無料駐車場に車を止めて、9:30 歩き始めました。
合野越を過ぎると道が険しくなり、その分見晴らしが効くようになりました。マタエから道が左右に分かて、左の西峰への道は鎖場や切り立った岩場がある道が見えていました。それに比べればなだらかな道の東峰に向かいました。
山頂付近の斜面には樹氷が少し見られました。高いところは苦手なので、西峰には行かずに帰路につきました。
さて、今回の九州旅行も最終日です。湯布高原ゴルフクラブでプレーの後、別府から「フェリーさんふらわあ」に乗る予定でしたが、ホームページを見ると大阪行きが点検のため欠航になっていて、大分からの便はすでに満室になっていました。仕方ないので、門司まで行って名門大洋フェリーに乗ることになりました。
湯布院高原ゴルフクラブは、湯布院の街の西にあって、リゾーピア別府から30分ほどのところにありました。朝到着時の気温は6℃、寒い。8:50スタート、13:20 ホールアウト。フェリーの出港時間は19:50で、門司まで遠いとは言っても余裕の時間です。
2時半頃にゴルフ場を出て湯布院ICから大分自動車道に入り、日出JCTで北九州方面に進み、東九州自動車道に入る。北上して北九州JCTで山口、広島方面に進み九州自動車道に入る。新門司ICから新門司港までは約7㎞、トータル約120㎞・2時間の道のりでした。フェリーの時間まで間があるので夕食を食べにJR九州門司港駅近くのレトロな建物の三井倶楽部に行きました。食事を終わって6時はもう真っ暗、冬ですね。来年春、再び九州を訪れるのが楽しみです。